中国と日本における5Gの状況について

中国国内における5Gネットワーク構築作業は世界の最前線にあります。もちろん、中国国内の5Gはまだ十分に普及していませんが、中国の5Gネットワーク構築戦略は他の国よりも進んでいるという評価が高まっています。

一方で、中国では日本のデジタル技術の強みもよく知られています。日本の「ソサエティー5.0」は、2016年1月22日、基礎科学技術プロジェクトとして(2016年から2020年)閣議で可決されました。

日本の5G社会構築の目標は、主に3つの目標を達成することにあります。1つは自動車と農業機械および車両の全自動運転を実現すること、2つ目は遠隔医療を実現すること、3つ目はドローンによる商品配送など、高齢化社会の問題を解決することです。5G社会に参入すれば、高速通信技術が遠隔医療の完璧な実現を確実にし、山岳地帯、遠隔地の農村地域、島々での高齢者の治療困難の問題を解決することができます。同時に、無人の空輸を実現することで、遠隔地や島々への物品の配送がより効率的になります。同時に、農村部の労働力の急激な減少と農民の高齢化の中で、耕運機、田植機、収穫機などの農業機械や車両の無人運転の実現は、農村部の労働力不足を解決する切り札だと言えます。
中国政府も、日本政府も、5G技術の積極的な導入支援を進めていくことでしょう。

当社の事業展開の見通し

SAW表面弾性波フィルタ/デュプレクサは、電気信号-音響信号-電気信号の変換を精密に設計・制御し、無線信号のフィルタリング機能を実現するもので、電子製品やIoT製品の分野で広く使用されており、移動体通信端末には欠かせない重要な製品となっています。

有名メディアCounterpoint Researchが2018年11月2日に発表した「Global Smartphone Shipment Update Report」によると、世界のスマートフォンの6割以上が中国ブランドのスマホであり、加えてAppleやSamsungなどの海外ブランドのスマホのほとんどが中国本土で生産・製造されており、全体では世界のスマートフォンの約8割が中国本土で生産されています。これらの製品を製造するためのフィルターなどのコアなオリジナル部品の需要は大きい。公的機関が発表した統計によると、世界のスマートフォンやIoT通信モジュールで必要とされるフィルターやデュプレクサは年間約800~1,000億個で、そのうち国内市場で必要とされるのは約700億個、市場規模は約500~800億元となっています。当社が位置づけているハイエンドチップ(トランスミッターチップ、デュプレクサチップ)の現地化はほぼゼロです。

今後、5Gの大規模な適用に伴い、CAやMIMOなどの新技術の導入に伴い、より多くの新帯域資源が使用されるようになり、端末のフィルターやデュプレクサの需要が倍増すると考えられます。